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@Christy

NO.405
平成19年8月23日
August 23,2007

● 真民さんのメッセージ:
「生きることとは 愛のまことを貫くことだ」



生きることとは
人間の美しさを失わぬことだ
どんな苦しい目にあっても
あたたかい愛の
持ち主であることだ

ああ
生きることとは
愛のまことを
貫くことだ



To live fully
is not to lose
your own beautiful human nature.
However hard a time you may have,
you should be
a warm-hearted man.

Oh, to live fully
is to keep on trying to be sincere
in loving men and things around you.


● 相田みつをさんのメッセージ

自分が自分に
ならないでだれが
自分になる

Change yourself
into what you genuinely are.
Whoever else can take the place of you?


この世は
わたしが
わたしになる
ところ
あなたが
あなたに
なるところ

This world is the place
where I can become
what I should be
and where you can become
what you should be.



● 英語母語話者の潜在意識と冠詞の使い分け方の感覚 [まとめ]
                       
1.日本人英語学習者にとって英語を紡ぐ[上流から下流にむけて書く
または話す]ときの冠詞の使いわけ方は最も基本的で難しい事項です。

 (1) 定表現[定冠詞表現]/ 不定表現[不定冠詞表現]/ 無冠詞表現
 
 (2) 日本人英語学習者[B]には頭痛の種(松本(2001), p1)
 ⇒ Bは、英語母語者[A]の潜在意識のなかに隠されている感覚を、
意識的に働かせることが必要です。

 ・英語に関しての[A]と[B]との違い:定型表現のインプット量に圧倒
的な差があります。
 [A]―kick the bucket=die,
 [B]―石頭=考えがかたくて融通のきかないこと・ひと。
 
 (3) 冠詞は[A]には当然すぎるものです。これに対して、
〈「ハ」と「ガ」〉の使い分け方は[A]には頭痛の種ですが、
[B]には当然すぎるもので、言語面での直感領域の一つです。
(Rubin(1998),  p2)
⇒ [A]の直感領域に潜在化する意識や感覚の働かせ方を探れば,もっ
と易しく冠詞の使い分けができるかもしれません。


・冠詞の用法と〈「ハ」と「ガ」〉の用法とに共通していることは,
話し手・聞き手がどの程度の既知情報を共有しているか
ということに関して言外の想定がされている,ということにあります。

 (4) 「名詞に冠詞をつける」ではなくて「冠詞に名詞をつける」
(ピーターセン(1988), p1)という感覚を養うことが大切です。
 
・言語を紡ぐ作業は遡及的に機能するものではない→英語の流れに
逆らわないで時間軸に沿って英語を紡ぐには→(例えば文法学者のよ
うに)遡及的に振り返って点検するのではなくて、英語の流れが時間軸
に沿ってどう振舞っているのかを感得すべきでしょう。

(Rubin(1998), p3 ― ジェイ・ルービン教授:
日本近代文学専門,ハーバード大学はつぎのように言われます。
 「「ハ」は文の主語となりうると文法学者が教示してくれる場合,
その学者がなぜそのようなことが言えるかといえば,
文の主語と思われるものの下流側の後のほうも
全部あらかじめ観察してしまっていて文の結末を知って
いるからにすぎない
 ― ことばは上流から下流にむけて紡ぐものであって,
下流から上流に向けて逆流して紡ぐものではない。」
 
 (5) 冠詞の使い分けの感覚をさぐるスタンス・視点

―日本語も堪能な英語母語者の著作を吟味してみましょう。
(例:デニス=キーン・松浪(1995: 31-34)−p4-p8, p17-p18;
   ピーターセン(1990)−p10-p13.)
([B]にとっては英語母語国における英語母語者用の冠詞教本は不向き)


2.(英語の流れに逆らわない)specification[特定化,特定すること]に


  ついての考え方

 (1) 定表現:特定化(specify)とは:
@話し手による特定者意味対象
の指示(refer,specific reference)
→A聞き手の同定(identify, hearer’s knowledge)
→B話し手・聞き手の共通理解へ
 
 (2) 同定の図り方:
  (2-1) 〈談話テクスト内の特定名詞語句〉
〈目撃・状況的・場面・文脈内の特定存在〉、
平たく言えば〈文脈・場面など〉を指示してその同定を図る。
(いわゆる前方・場面照応←(例)the Hitachi company:
前方の固有形容詞が特定化[限定]の役目を果たしている)
 
   (2-2) 〈制限的[限定的]関係詞節−[clause],
前置詞句−[a phrase beginning with “of”] がその典型,
不定詞,分詞,同格〉による
情報を追加して聞き手の同定を図る
→平たく言えば関係詞節などの情報追加によって同定を図る



「形容詞の働きをする句や節が名詞につくと
その名詞にtheがつく(金谷(2002), p16)」
←(いわゆる後方照応といわれる考え方←英語の流れに逆らう文法規則) 




・この説明に従うと,「常にtheがつく」という
誤解をまねきやすくなります。
・この説明に従うと,定表現[定冠詞表現]/ 無冠詞表現の
使い分けができなくなってしまうかもしれません。


3.対比 [contrast] の感覚(集合体感覚)による冠詞の使い分け:
日本語では、特別に必要でない限り、
対比を意識した表現と
それを意識しない表現とが
区別されて表現されることが少ない
⇒このことが冠詞の使い分けの難しさを助長しています。

 (1) 定表現の場合の対比感覚:異類[異種、異質]メンバーからなる
集合体を意識
⇒〈(A)当該定表現〉対〈(B)異種定表現〉
⇒「(B)ではなくて(A)の方という意識」
⇒定表現の本質:特定化することの本質:
「アレではなくてコレですよ」
⇒情報追加による定表現にあってもこの本質は変わらない:
「アノ情報が追加されているアレではなくて
コノ情報が追加されているコレのほうですよ」の意。
 
  (1-1) I am studying the history of English Literature.
定表現the history of English Literatureには,
たとえば別の定表現the history of French Literature
との対比が意識されます。

・情報追加された定表現の構造:
(〇)[the] +[history of English Literature]
(*)[the history]+[of English Literature]

  (1-2) You should drink the medicine which is good for you.
「悪い薬ではなくて良い薬だけを飲みましょう」
「良い薬のほうだけで、そうではない悪いほうの薬はだめです」
という対比感覚
[only that medicine that is good for you,
not that medicine that is not good for you]。

聞き手がthe medicineという定表現だけでは
指定意味対象を同定できない
→話し手はwhich is good for you
(制限的な関係詞節)という情報を追加して
聞き手の同定を求める。

・追加情報による同定の求め方の別の簡単な例

(話し手):I’m going to the airport.
(聞き手)The airport? Which airport?
(話し手):The airport at Narita.
 (聞き手):I see.

  (1-3) the literature that deals with our inner life
「人間の内面を扱う文学」:
多くの参考書の説明―
「theが付いているのは、いま問題にしている、
その種の特定の文学を考えているからである」

←この説明だけでは分かりにくい感じがします。
・「人間の外面の方ではなくて内面の方を扱う文学」
と考えればわかりやすい。

  (1-4) the rain in Spain: that kind of rain seen in Spain
as opposed to that kind seen in other countries.
 「他のところとは違ってスペインに降るその雨というものは------」

  (1-5) the Japanese economy: that kind of economy
developed by Japan as opposed to that kind developed by
other countries.

使用頻度:
「日本経済」という表現は、
「米国経済」
「欧州経済」などとの対比が意識されて使われる場合が多数派。
  
・「いったいthe Japanese economyとJapanese historyとの間で,
economyとhistoryのどこが違うのか。
なぜ前者では定表現がつかわれ,
なぜ後者では無冠詞表現が使われるのか。」
(←日本アイアール編『日本人は英文法のここを間違える』 
    DHC. 2006. p38-p41)

・「日本経済」は「中国経済」「アメリカ経済」などと対比されて
使われることが多いからではないのか。
この対比の意識が反映された結果,
一般論な ΦJapanese economyではなくて
定表現the Japanese economyの方が
使用頻度としては高い,
ということが言えるのではないのでしょうか。

「日本経済」はtheをつけるべし,
「日本歴史」はtheをつけるな,
なぜだと考えずにそう覚えてしまいましょう,
という説明のしかたは
やや暴論にちかいかもしれません。

・文法を語句の形だけでおいかけると,
文章の感覚をとらえることが難しくなります。
cf. 晩春,*晩夏,晩秋,*晩冬


  (1-6) the English Literature history: that kind of
literature history seen in England as opposed to that kind in
other regions or countries. 
使用頻度:対比使用は少数派。

 (2) 不定表現の場合の対比感覚:
同類[同種、同質]メンバーからなる集合体を意識
⇒〈(A)当該不定表現〉対〈(B)他の同種不定表現〉
⇒「他にも同類のものがあって、
その同類のもののうちの一例が(A)であるという意識
=「そのなかのひとつとしてのある種の一例」
→「意味対象の名詞がXであるとすれば、
ティピカルなXである」という感覚ないしは意識。
 
  (2-1) I am studying a history of English Literature.
不定表現a history of English Literatureには、
other histories of English Literatureとの対比が意識されます。
  
  (2-2) a rain in Spain:
「雨の種類は、さまざまであるが、その中の一つとして
〈ゆうべ、スペインの北部に降ってきた気持ちのよい、静か
な雨〉という一例を示す」
  
 不定表現a rainは
「境界線によって仕切られた有界的な存在である
と意識される雨、というカテゴリーに属する
〈ひとつづきの雨、ひとしきりの雨、一時的な雨
←(一出来事、一現象)〉の代表例」

・ “a+ (in Spain)+ rain” ⇔ “a+ beautiful+ flower”
のような感覚、語感。
「スペインに降るひとしきりの雨」という〈出来事カテゴリー〉
に属するそのひとしきりの雨群の〈代表例、典型例、一例〉。


 (3) 無冠詞表現:対比感覚は働かず、一般的、総称的、
聞き手の同定は求められていない。
 
  (3-1) You should drink Φ medicine which is good for you.
連続体[量状体]とみなす意味対象を意識しての無冠詞表現:
Φ medicine which is good for youは、
聞き手に同定を求めない薬一般。
追加情報 (which is good for you) は単なるコメント情報
= because it is good for you.

・ “Φ+(good-for-you)+ medicine”
⇔ “a+ good+ boy”
とでも言うべき感覚、語感。

  (3-2) Φ literature that deals with our inner life :
その種の文学を一般的・総称的な表現ととらえている。
(that deals with our inner life)はコメント情報で、
“Φ+(our-inner-heart-dealing) +literature”
とでもいうべき感覚、語感。

・ the literature that deals with our inner life

Φ literature that deals with our inner life:
この両方の表現をともに
「人間の内面を扱う文学」という感覚でとらえていると,
定表現と無冠詞表現の使い分けができなくなってしまいます。
  
  (3-3) Φ Japanese economy, Φ English Literature history:
聞き手に同定をもとめない一般的、総称的表現。
  
 ・定表現the Japanese economy
⇔無冠詞表現Φ Japanese economy:
 前者は「他国ではなくて、日本という一国の経済活動の規模,
総体」といった感じの意味であると解される。
日本経済は、中国、米国のそれと対比されています。
この対比意識が反映されると、
一般論的なJapanese economyではなくて、
定表現the Japanese economyのほうの表現が
使われるのではないでしょうか。

・the Hitachi companyは
「日立という一つの組織体」が意識された表現になっている。
the Japanese economy という表現と
the Hitachi company という表現の間にも
英語母語者の直感が隠されているように感じられます。
the Japanese economyにも「日本経済というひとつの総体」
という意味あいが感じられます。
定表現には「ひとつのまとまり」という意味合いが感じられます。

・LondonからOxfordに通じる道路は
Oxford Streetのように固有名詞化されています。
しかしこれの元になっている表現は
the Oxford streetです。

the Japanese economy中のeconomyも
the Hitachi company中のcompanyも
the Oxford street中の
streetも元来,普通名詞である。
これらにJapanese, Hitachi, Oxfordのような
固有形容詞的な先行語がおかれると、
それぞれの表現に意味は
only oneに決まると意識されるので、
そのいずれも、定表現化されます。
それぞれの定表現は、しかしながら、完全に固
有名詞化された表現ではない。

 さらに「進化」すると、
the Oxford streetはOxford Streetとなり,
streetという普通名詞も「昇格」して固有名詞の
一部になります。
英語圏から離れているthe Hitachi companyの場合は
HITACHI COMPANYのようには「進化」をしきれずに,
HITACHIのみの標示に止まる固有名詞を標榜しています。
(Ford Motor Companyは完全に固有名詞化しているが、
The Boeing Companyのように定表現による
会社名も存在します。)
 
 the Japanese economyは固有名詞化するほどの
「力量」を持ち合わせていないので定表現化に留まる。
しかし、定表現化によってonly one的な意を内包するとともに、
the American economy, the European economyなどとの
対比化を図ることができるほどまでの力を得ているように
見えます。こんな感覚をネィティブは働かせているのでは
ないでしょうか。


4.情報追加による定表現:新情報とするか、旧情報とするか 

 一般的には, 〈不定表現と「ガ」:新情報、
定表現と「ハ」:旧情報〉である

⇔桃太郎童話の冒頭部分の情報構造はこれの好事例。
 
・「昔々,あるところにおじいさんとおばあさんガ[an old couple]
住んでいた。
ある日,おじいさんハ[the old man]
山へ柴刈りにでかけた------」

・定表現(例:おじいさんハ[the old man]):
普通は旧情報である―〈文脈・場面指示など〉を指示する定表現は旧情報。



 (1) ところが,制限的[限定的]関係詞節などの
情報追加によって同定を図る場合の定表現
→これは、聞き手にとっては新情報:
 The vaccines which were developed in Switzerland between
1982 and 1985 are highly effective.
 「対比を意識しない和訳文:1982年から1985年にかけてスイスで開
発されたワクチンは有効である」
 ⇔
「対比を意識した和訳文:ワクチンのうちでも(他のものではなくて)
1982年から1985年にかけてスイスで開発されたほうのものは、ききめ
がある」(p13-p14)

・日本語では、特別に必要でない限り、対比を意識した表現と
それを意識しない表現とが区別されて表現されることが少ない
⇒冠詞の使い分けの難しさを助長。

 (制限的関係詞節と鏡像の関係にある日本語における
連体形用法も,新情報になり得る
―「昔々のことですが,あるところに住んでいたおじいさんガ
[←新情報],ある日,山へ柴刈りにでかけた」)

 (2) 非制限的[非限定的]関係詞節などによって追加された情報
=話し手の聞き手に対する「思いやり的な参考情報」:
 The vaccines, which were developed in Switzerland between
1982 and 1985, are highly effective.
  「1982年から1985年にかけてスイスで開発されたという、貴方もご
存知の例のあのワクチンは効きめがありますよ」



ここでの定表現the vaccinesは、
聞き手にとって文脈、場面などから同定できる旧情報
(既知情報)のはず。
“the vaccines,” と言い切った段階で
聞き手には同定できているはず。
the vaccinesが既知(旧)情報だからこそ、
おまけの付加情報は非制限用法によって追加可能。

・新情報:the sample that had the highest density
⇔既知情報:the sample, which had a reddish color


  (3) 伝統文法における問題点:
(cf. マーク・ピーターセン『英語塾』
集英社インターナショナル. 2004. p194-p195.)

  Alice likes rabbits. +Rabbits are sweet-tempered
(総称表現).
    → (〇)Alice likes rabbits, which are sweet-tempered.
     非制限的[非限定的]関係詞節
     → (×)Alice likes rabbits which are sweet-tempered.
     制限的[限定的]関係詞節

  Some rabbits are sweet-tempered.
+Alice likes rabbits of that kind.
→Alice likes rabbits which are sweet-tempered.
制限的[限定的]関係詞節
 
和訳
 (〇)「アリスは兎のうちでも気立てのやさしい(ほう)のが好きである」



    (×)「アリスは気立てのやさしい兎が好きである」   


5.不定表現における意味対象(=名詞)の捉え方の感覚
 (1) 伝統文法では、
countable: 普通名詞、集合名詞。 
uncountable: 物質名詞、抽象名詞、固有名詞。

  (2) 不定表現の対象となる名詞― countable:

@単一体名詞(個体、物体)

A出来事名詞
(時間有境体・有界体、一出来事、一現象:ひとしきりのX、
ひとつづきのX、一時的なX)
・一場面,一様態,一行為,一事情,一事件,一雰囲気,
一素振りなど:
a scholarly air 「学者風をきかせる素振り・雰囲気」

B集団名詞[同質メンバーの集団]
(army, audience, committee, family)

 
 (3) 不定表現の対象とはならない名詞―uncountable:
@類名詞 [異質メンバーの集団,
雑多な寄せ集め・混合集団,ごた混ぜ集団]
(clothes, equipment, footwear, furniture,advice,
news, information, homework,music, weather)
←形容詞・句・節による情報追加をしても不定表現
←(なぜだろうか,その明確な答えはいまのところ見あたらない:
安井稔先生:『英語教育2002-2月号』,p40-42)

(坂井:英語は雑多な寄せ集め集団,
混合集団を不定表現化しない。
ある意味では英語におけるこれらの単語は
化石化したとも見られる。
他の欧州言語,例えばドイツ語ではInformation(女性名詞)
の複数形にはInformationenもある。)
 
・十大ニュース=the ten biggest items of news,
良いアドバイスをひとつ=a good piece of advice 
←可算名詞item, pieceの支えが必要。

A量状体[連続体,化合的な連続体]名詞 
B抽象(観念)名詞 
C固有名詞

 
 (4) 個体a unit wordと意識するか、量状体a mass wordと
意識するか(その二面性−英語母語者のものの見方):
 
a massと見られる連続体[量状体]も、
これを分割してa collection of unitsとして眺めることができる。
(連続体[量状体]〈Have some cake. = Have a piece of a large
cake.〉)



(個体〈Have a cake. = Have one small cake from a group of small
cakes.〉)

 
 (5) 抽象名詞から出来事名詞への昇華
ふつうは抽象体とみられる対象に対しても出来事のような
まとまった現象を意識するときは、不定表現を使うことができる。

 The ten-year-old plays the oboe with sensitivity/ a striking
sensitivity/ * a sensitivity. 「感受性sensitivity」
のような抽象観念も、
with a striking sensitivity

⇒「驚くべき感受性が発揮された一出来事、一現象」
のように質的に分割された一出来事のように意識すると、
不定表現とすることが可能。

・ a sensitivity that delighted the critics:
一sensitivityという概念が現象化して一現象,一出来事となる。

・英語ではinformationは不定表現にならないのに対して
knowledgeは不定表現化する:
an exact knowledge of chemistry 
「一知識体系」という感じでしょうか。
・形容詞・句・節による情報追加によって不定表現化するnouns:
honesty, ignorance, regularity, wealth, zeal, hunger, courage,
friendship
(←坂井:知情意に関わるものが多い。
気質・血行・温感など,
これらはひょっとすると一現象,一行為・一出来事に結びついて
不定表現化するのではないのでしょうか)
 

6.英語をその流れにそって紡ぐ
→英語を外側からみた俯瞰的な理屈(文法)も大切にはするが、
内側にある意識の働かせ方はさらにいっそう重要です。



(付録)

google検索結果 (2006年5月) 
←(用法の大きな傾向をつかむのに
は便利。正確を期するにはコーパス分析が必要になる。)

下記の(7a−f)においては無冠詞表現が優勢であり,
(7g) においては定表現the Japanese economyが
無冠詞表現ΦJapanese economyよりも優勢である。

ただし,無冠詞表現ΦJapanese economyもあなどれないヒット件数。
かなりの頻度で使われていることがわかります。
 
(1) a. “the Japanese history” 「日本の歴史ハ---」 18,800件
   b. “Japanese history”  「日本の歴史」   1,380,000件 (〇)
   c. “the history of Japan”                      93,400件
   d. “history of Japan”               303,000件(△)
(2) a. “the Japanese culture”                    274,000件
   b. “Japanese culture”            5,070,000件(〇)
   c “the culture of Japan”                       31,100件
   d. “culture of Japan”                 363,000件(△)
(3) a. “the Japanese literature”                   53,700件
   b. “Japanese literature”             910,000件(〇)
   c. “the literature of Japan”                     280件
   d. “literature of Japan”                      29,100件(△)
(4) a. “the Japanese traditional music”              134件
   b. “Japanese traditional music”               30,600件(〇)
   c. “the traditional music of Japan”              290件
   d. “traditional music of Japan”                 680件
(5) a. “the Japanese education”                  40,700件
   b. “Japanese education”                     164,000件(〇)
   c. “the education of Japan”                     137件
   d. “education of Japan”                       33,700件(△)
(6) a. “the English Literature history”                42件
   b. “English Literature history”               130,000件(△)
   c. “the history of English Literature”            37,300件
   d. “history of English Literature”            239,700件(〇)



(7) a. “the Japanese economy” 「日本経済ハ-----」1,090,000件(〇)



   b. “Japanese economy”      「日本経済」     338,000件(△)
   c. “the economy of Japan”                      14,900件
   d. “economy of Japan”      「日本の経済」      53,500件(△)
(8) a. “the American economy”                 4,960.000件(〇)
   b. “American economy”                      532,000件(△)



● あとがき Postscript

2007年8月18日の土曜日の午後、
横浜市石川町の神奈川県労働プラザでの横浜時事英語クラブ
(代表:藤村雄伍氏、事務局長:竹田正明氏)の月例会で
ご講演される倉橋良仁氏のお好きな歌 MY WAY について
下記します:

倉橋氏はご在住のSan Diego市から8月17日に日本に入られます。
アメリカでの企業経営にも携われて40数年以上にわたって
大活躍されてこられました。


My Way (マイウェイ)

"My Way" の英語wordsは、Paul Anka作で、
もとはJacques Revaux 作曲 & Claude Francois作詞の
1967年に発表されたシャンソン。
(フランス語の「いつものように」のほうの歌詞
は、日々繰り返されるどこか陰鬱なマンネリ化したけだるい
日常をシニカルに描いた内容になっているようです)

フランク・シナトラ引退のうわさを聞いて、
ポ-ル・アンカが英語歌詞をかいた、そうです。

日本語の訳詞としては、
中島 潤氏のものがよく知られている。
この日本語の訳詞からうける
「船出のフィ−リング」は、
人生の門出にふさわしいようにおもわれて、
結婚式などでよく歌われてきた。


中島 潤氏の訳詞:

いま 船出が近づく このときに/
ふと ただずみ わたしはふりかえる/
遠く旅して 歩いた若い日よ/
すべて 心の決めたままに/
愛と涙と ほほえみにあふれ/
いま 思えば楽しい 思い出を/
君につげよう まよわずにゆくことを/
君の 心のきめたままに/
私には愛する 歌があるから/
信じたこの道を 私は行くだけ/
すべては心の 決めたままに。
(出所: 「ウェディング・ソングブック」 東京:日音、1985)


英語歌詞のほうの大意:

「わたしは自分の人生を、
わが信ずるところにしたがって
貫徹してきたんだ」である。
結婚を祝う歌ではなくて
引退を祝う歌である、といったほうがよい。


1991年8月13日のNHK総合テレビ
「フランク・シナトラ 栄光のマイウェイ」で、
字幕に流れた和訳文は
もとの歌詞の大意をすっきりととらえていた:

「愛し笑い泣いた日々/
敗北も人並に知っている/
今すべてがなつかしい思い出/
そのすべてを思い返せば 胸を張って私は言える/
信じた通りに生きてきたと/
自分に正直になれないなら/
人は生きている意味がない/
正直におもねることなく心を語る/
正々堂々と闘ってきたと/
すべてを自分が信ずるままに。」 



(歌詞の説明)
And now the end is near,
「いまや(自分の人生も)その終わりが近づき」

And so I face the final curtain,
「だから自分は、(今)最後の幕に直面している」

My friend I'll say it clear,
「友よ、はっきり申し上げましょう」

I'll state my case of which I' m certain.
 「私の生き方を確信をもって述べましょう」
I've lived a life that's full,
「私は充実した人生を送ってきたのです」

I traveled each and every highway,
「どの道も残らず旅してきましたよ」

And more, much more than this,
「ただ普通の旅ではなかったのです」

I did it my way.  「自分のやり方で歩んできたのです」



Regrets, I've had a few,
「いま思えば後悔することは少しはありますよ」

But then again, too few to mention,
 「だけど、言い立てるほどのことはほとんどありませんよ」

I did what I had to do,
「やるべきことはちゃんとやってきました」

And saw it through without exemption.   
「しかもそれを一切免除してもらうことなく最後までやりとおした」

I planned each charted course,
「どれにも海図をつくって行路計画をたてたのです」

Each careful step along the byway,
「未開拓の道をたどる着実な一歩一歩を計画したのです」

And more, much more than this,
「それもただの計画ではなく」

I did it my way.「自分のやり方でちゃんと計画したのです」

Yes, there were times, I'm sure you knew
 「たしかに君もご存じのとおりでこんなときもありましたよ」

When I bit off more than I could chew,
「つまり、自分でかみ切れて消化しきれる以上に、
仕事やいろいろなことをかじりこんで、しょいこみすぎた時もありました」



But through it all, when there was doubt,
 「でもそういういろんなことをやって、おかしいなと思ったときは」

I ate it up and spit it up.
「口にいれてから吐きだしましたよ」

I faced it all, and I stood tall,
「私は何にでもまともに対峙し、勇ましく堂々とした姿勢をとってきた」

And did it my way.  「しかも 自分のやりかたでやってきたのです」 

I've loved, I've laughed and cried,
「愛し、笑い、泣きさけんだこともありました」

I've had my fill, my share of losing,
「欲しいだけ口にしたこともありました、敗北も人並みに味わいました」

And now, as tears subside, 「そうして今、涙がおさまってゆくにつれて」



I find it all so amusing.
「私は気がつく、 こうしたことはなにもかもが実に楽しいことだった」

To think I did all that,
「あれこれやったこと全部について 考えてみますと」

And may I say, "Not in a shy way,"
「私としては こう言っても差し支えない、
つまり、びくびくしたやりかた で、(やってきたのでは)なかったのだ、と」



Oh, no, oh no, not me,「絶対そうでなかった、私にかぎっては違いますよ」



I did it my way. 「私は 自分のやりかたで ちゃんとやってきたのです」




For what is a man what has he got
「人は今この時点でその人なりのものを手にいれているのです」

If not himself then he has not
「自分がほんとうの自分でないのなら、その人は」
 
to say the things he truly feels
「自分が心から感じていることを言えないのです」

and not the words of one who kneels
「膝まずいて(祈りを捧げて)いる人の言葉だって口にできないのです」

The record shows I took the blows
「いままでの記録が明らかにしているとおりで、
私は連打のたたかいをしてきたのです」

And did it my way 「それも自分のやり方でやってきたのです」

                       (英文和訳:坂井孝彦)




この歌が結婚式で歌われてしまうのは、ほんとうはおかしい。
原作の歌詞には表現されていないことも折りこんでしまった
「変則的な和訳歌詞」の流布によって、
日本語でこの歌を歌う人や聴く人には、
原作詞の真意が伝わらなくなってしまっている。
●写真:夕顔 (茂木一九三さまからご恵送いただきました絵手紙です)


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@Christy