湘 南 通 信
常楽我浄 日本のこころを世界の人々へ
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A Japanese heart and mind to the world over

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NO.411
平成19年10月9日
October 9,2007

● 真民さんのメッセージ:


二度とない人生だから

 一輪の花にも無限の愛を

 一羽の鳥の声にも無心の耳を

 一匹のこおろぎでもふみころさないように

 つゆくさのつゆにもめぐりあいのふしぎを

 のぼる日しずむ日まるい月かけてゆく月

 四季それぞれの星々にふれて

 わがこころをあらいきよめてゆこう


二度とない人生だから

一輪の花にも

無限の愛をそそいでゆこう

一羽の鳥の声にも

無心の耳を

かたむけてゆこう


二度とない人生だから

一匹のこおろぎでも

ふみころさないように

こころしてゆこう

どんなにか

よろこぶことだろう


二度とない人生だから

一ぺんでも多く

便りをしよう

返事は必ず

書くことにしよう


二度とない人生だから

まず一番身近な者たちに

できるだけのことをしよう

貧しいけれど

こころ豊かに接してゆこう


二度とない人生だから

つゆくさのつゆにも

めぐりあいのふしぎを思い

足をとどめてゆこう


二度とない人生だから

のぼる日しずむ日

まるい月かけてゆく月

四季それぞれの

星々にふれて

わがこころを

あらいきよめてゆこう



二度とない人生だから

戦争のない世の

実現に努力し

そういう詩を

一篇でも多く

作ってゆこう

わたしが死んだら

あとをついでくれる

若い人たちのために

この大願を

書きつゞけてゆこう

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● Since We Do Not Live Here In This World Twice
         (English Translation: Sakai, Takahiko)
         (English Consultation: Frances Ford)



Since we do not live here in this world twice,

 let's pour a vast amount of affection,

 even upon a single lonely flower;

 let's carefully listen to a bird chirping and twittering,

 with ourselves removed.


Since we do not live here in this world twice,

 let's take a careful step

 so as not to tread

 even a cricket down to death.

How grateful to you it is for your considerate care-taking!



Since we do not live here in this world twice,

  let's write a letter to anyone just once more,

 in addition to the many letters you have sent before.

Let's write an answer without fail.


Since we do not live here in this world twice,

 let's do what we can to anyone

 nearest to us, first of all.

Even if we are poor,

 let's be close to them with all our hearts.


Since we do not live here in this world twice,

 let's stop to look carefully at dewdrops

 on leaves of dayflowers,

 thinking deeply of the wonders of the encounter.


Since we do not live here in this world twice,

 let's feel refreshed, day after day,

 by watching the sun rise and set,

 as well as the moon

 waxing to the full and waning to the new,

 and by being touched with

 a variety of stars appearing

 in different forms dependent on seasons,

 far and broad in the sky.


Since we do not live here in this world twice,

 let's strive to make our dream come true

 that war will not break out among all of us.

I will compose as many poems of this sort, as I can,

 always with spirit of composing just one more piece

 of such a poem in mind.

After my death,

 the young will follow my way of thinking.

For those people

 I will keep on composing such poems

 to make our great dream come into reality.



● もっときびきびした感じの英訳:

   by ジョアン・ダーソンさん

   (名古屋大学,大学院学生)



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二度とない人生だから

  We don’t live twice

一輪の花にも

無限の愛をそそいでゆこう

  so pour limitless love

  upon even a single flower

一羽の鳥の声にも

無心の耳を

かたむけてゆこう

   listen intently

   to the voice of a single bird

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(出所:安田哲雄. 『一本足柔道 Flamingo Style Judo』. 東京:新風舎.

2005年2月初版第1刷. 2006年6月初版第4刷. p.219)


 ● 畏友安田哲雄さんからいただいた
     『一本足柔道 Flamingo-Style Judo』


     第4刷増版秘話:

 2006年3月の末、『一本足柔道』の英訳担当者のお一人、神戸外大生佐

藤知尋さんの母上から、A5版(本の大きさと同じ)62枚の方眼紙に英文や日

本文がびっしり書かれたこの本の英訳文の校閲が届けられました。私は英語

はよく分からないけれども、自分の書いた目本文がどの部分で直されている

かは何とか理解できます。ただ、今までのものが英文として間違っているわ

けではないけれども、直された部分の方がよく分かるようです。つまり、日

本文の意味がよく表されているように思いました。驚いたのは、明らかなス

ペルの間違いや、前置詞、など大変細かなところまで訂正されているのです。

私が見ただけでもこれはただものではありません。

 それにしても、私は英文の本格的な校閲を誰にも頼んでいません。確かに、

この本が外国人に読まれるとなれば、まだまだ英文は完成度が足りないので

は、という一抹の不安がなかったわけではありませんが、英訳を担当くださ

った方それぞれ精一杯努力下さったのですから、これ以上直そうとは思いま

せんし、専門家に依頼しても簡単には引き受けてもらえる筈はありません。

 イギリス人女性、ジョアン・ダーソンさん(24)がこの膨大な仕事を成し遂

げてくれました。彼女はケンブリッジ出身で現在名古屋大学大学院で宇宙物

理学を勉強している学生です。『一本足柔道』が佐藤さんの知り合いの高山

さんからジョアンさんに渡ったのは半年ほど前のことでした。目本の文化に

興味を抱いていたジョアンさんは、この本を読んで何も知らなかった「柔道」

のことが分かって来たそうです。たぶんそれは柔道の技や試合についてでは

なく、柔道の心・あるいは武士道への手がかりみたいなものだったかも知れ

ませんが。左(日本文)と右(英文)のペ一ジ、を何度も比べながら読んで

くれたのです。そうしている内に英文を直した方がより分かりやすく、日本

文の意味をほとんど変えずに表すセンテンスなどを見つけだしました。作業

は研究の暇を見つけてはこつこつ続けられ約4ヶ月かかって一通り済んだ

ということでした。

 前にも書いたように、私は英文の校閲を誰にも頼んでいません。ですから、

尚のことこのような事実を知って感動とショックが入り交じってしまいま

した。

 ジョアンさんと私は何の関わり合いもなかったのですが、このような出会

いは不思議でした。そして、62枚の校閲ノートをそのままにして置くわけ

にはいかなくなりました。第4刷増版は、どうしても英文の修・訂正もや

ってしまわなければなりません。記された英文で私が判断できないところが

数ヵ所あったものですから、彼女に直接合って、教えてもらうことになりま

した。

 イギリス女性のそのプロポーションは半端ではありません。身長179cm、

正に八頭身、色白で端正な顔立ちは、そのままスーパーモデルか女優になっ

てもいいのではと思うほど。日本語も堪能で、ほとんどこちらの言うことは

分かってもらえましたし、英文の説明も納得いくものでした。

 「こんなにきちんと直してもらったのですから、第4刷の英文校閲者と

いうことで、お名前を載せさせていただけませんか?」というお願いは、彼

女の賢明な防御・・・本当に最高のレベルまで検討したわけではないしい自

分はまだ未熟なので・・・の前に断念せざるを得ませんでしたが、印刷前の

校正だけは快く引き受けてくれました。

 日本人よりも日本的な外国女性です。おそらく私の知っている限りの日本

の若者では、たとえ英語力が優れていても、こんなに丁寧な仕事は出来ませ

ん。権威ある先生に依頼するとなれば大金が必要となるでしょうし,前にも

言いましたが簡単に引き受けてもらえる筈はありません。

 英文ぺ一ジの直しは100ぺ一ジ以上になりますから、さすがの腕利き編

集者根本氏も一時はためらったようでした。が、その内容を見て、「今まで

どの本の編集にもまして入れ込みのある『一本足柔道』故、本気になってや

ってみます」とメールで答えてくれたのです。

 ジョアンさんに直していただいた英文は、私の書いた日本文の意味や内容

が分かりやすく表現されています。凄い実力の持ち主です。その上とても謙

虚で、おつき合いのある高山さんによればとても質素で倹約家なのだそうで

す。年輩の私が日本人よりも日本的だと感じるのもそんな雰囲気を感じたか

らだと思います。

 何も知らない「柔道」が分かってきた。私が無理にこじつけ持ち出してし

まった「日本のこころ」に興味を覚え、『一本足柔道』を徹底的に読んで、

尚、英文を日本文の意味に近づけるように校閲してくださった。もちろん、

今まで誰も気づかなかった細かなミスの修正もしていただけた。

 そして、この本が他の人を通じて彼女に渡ったことは、まさに不思議です。

このような出会いを『一本足柔道』がつくってくれたことは、著者として最

高の幸せと思っています。

 ところで、彼女にはどのようにお礼をしたらよいのでしょうか?お相撲も

好きだそうですから、出来れば名古屋場所に招待しようとは思っています。

でもてそんなことよりも第4刷『一本足柔道』が売れること、外国の方に

沢山読んでもらうことが彼女の労に応えることになるのではと思っていま

す。私の願いも、一人でも多くの世界の人々に『一本足柔道』を手にとって

見てもらうことなのですから。2006. 06. 17.


● 大山真弘和尚様ご主宰の「幸福ニュース」からです。 


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幸福ニュース(しあわせニュース) 第360号  2006年8月12日
幸せへのヒント満載です。友達にも教えて皆幸福に!
http://www.uproad.ne.jp/rengein/
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 今回は、『倫理経営原典』(丸山敏秋編著、新世書房)の一部
を紹介させて頂きます。昨今、経営者のモラルや、企業経営の目
的と方法などを再度問い直す事件が起こっています。倫理法人会
では、倫理を重視した経営と人の道を説いています。経営者のみ
ならず、万人必読の好著です。

      【 万人幸福の道(1)】

 明朗、愛和、喜働、純情(すなお)、感謝が大事である。

 入ったものは、出る。出たものは、入る。取れば、取られる。
与えれば、また与えられる。愛すれば、愛される。得るは捨つる
にあり。

 苦難が起こるのは原因がある。意味があって起こる。人を正し
く生かし、ほんとうの幸福の道にたちかえらせるために、苦難は
起こる。

 わがままが苦難を招く。わがままを取り去った暮らし方、これ
が絶対倫理です。

 苦難を恐れる必要はありません。苦難は注意の赤信号なのです。
向上のために苦難があるのです。

 苦難の原因になっている生活のあやまり、心の不自然さを取り
去ると、幸福の天地が開けてくる。苦難は鬼の面をかむった救い
の女神である。苦難の奥に幸福の舞台がある。苦難は幸福へ入る
門である。

 苦難は喜んで迎える。要は、自分が変わればいい。押し迫って
来る苦難は、自分で解決するよりほかに道はない。よくその本質
を見きわめ、ひとつひとつ、正しく切り開いていくことである。

 逃げるから苦しいのである。「よし何でもこい」と、進んで喜
んで苦難に立ち向かう。ここに光明の天地が開ける。苦痛は、喜
べるものではないけれども、それは、自分本位であり、己にとら
われているからである。

 問題のあるところ、必ず活路がある。困った時ほど感謝せよ。
いったい自分のどこに問題があるのか。自分の問題点はどこか。
これらは、逃げることなく、生涯問い続けられるべきである。
そこに向上の喜び、生きる妙味がある。

 幸福とは自覚である。「これが幸福なのだ」と自分で自覚で
きた時の状態である。いわゆる幸福ばかりの生活になれてしま
うと、幸福は幸福でなくなる。

 不足不満は、物そのものにあるのではない。人にあり人の心
にある。人生の不幸とは、幸福をしっかり自覚させる為にある
といえよう。病気になって初めて健康のありがたさが分かると
いうようなものである。

 明るく朗らかな人の心は、世のくもりを照らす光である。あ
らゆる善さのもとが明朗な心にある。一人の明朗な心境は、そ
の人の肉体健康の元であり、家庭健康の中心であり、事業健康
の根源である。朗らかさを奪うものは、怒りである。憂いであ
る。悲しみである。恐れである。憎しみである。

 人は幸福に暮らしているから朗らかなのではなくて、朗らか
にしているから、幸福な事情がつぎつぎにあらわれて来るので
ある。心が先行するのである。

 悲しくなった時、絶望に打ちひしがれた時、苦しみにあえい
でいる時は、太陽を仰ごう。ふしぎな力がどこからともなく湧
いてくるものである。その太陽を心におく。そこに希望がわい
てくる。そして、私達は再び起ち上がれるのである。これは理
屈ではない。実際である。やってみた時、なるほどと分かるこ
とである。

 愛は無尽蔵にして、すべてを育てる。愛によってすべての個
性が発現する。しかし、我情の愛は自己愛であり、盲目である。
本当の愛は無条件である。良いから愛するのではない。よくな
いから愛するのである。

 愛のむすぶ力で和が成り立つ。自然は調和の姿である。宇宙
は大和の姿である。和合の秘訣は自分から進んで合わせること
である。合わすとは倫理に合することである。(続)

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【仏語集】

貪(むさぼ)り、瞋(いか)り、愚かさは、この世の悲しみと苦
しみのもとである。この悲しみと苦しみのもとを絶つものは、戒
めと心の統一と智慧である。戒めは貪りの汚れを取り去り、正し
い心の統一は瞋りの汚れを取り去り、智慧は愚かさの汚れを取り
去る。(パーリ、増支部)

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【坂村真民詩集】

《 柔軟心 》

いいことばだなあ
つよくもなく
よわくもなく
かたくもなく
ひろくてふかくてかどがなくて
あたたかくてすなおでのびのびとして
ありがたいことばだなあ

幼な子が母親を信ずるごとく
人間が人間を信じ合う時の
くることを祈ろう
そう思ってわたしは
夜明けの町を歩いてきた

何もかも無くしたとき
何もかもありがたく
何もかも光り輝いていた

一途に咲いた花花の
うれしい心を受け取ろう
やさしい心をほめてやろう

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コンサルティング・テンプル  蓮華院誕生寺
http://www.uproad.ne.jp/rengein/
rengein@uproad.ne.jp
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● あとがき Postscript

母の ひざ

母のひざ
母はやさしく
耳アカをとってくれた
いやがるボクをつかまえて
大きな丸い
母のひざの上にボクの頭
「ホラ! こんなに大きな耳アカ」

耳がかゆくなると
母を思いだす
耳アカをとっていると
母の笑顔が浮かんでくる
         (清水英雄)


Mother's Lap

Mother gently took a ball of ear-wax from me.
She caught hold of me against my will
[as a matter of unpleasant necessity].
Then, my head was placed on her lap, big and round.
"Look! What a big ball of ear-wax you had!"

Whenever I feel itchy in the ear,
I am reminded of her.
Whenever I clean my ears,
her face, smiling, comes to mind.
  (English Translation: Sakai, Takahiko)
    (English Consultation: Frances Ford)
●写真1:立山 大久保貴司さまからいただきました。すばらしいですね。

●写真2 :「本気」 (詩:坂村真民先生、書画:落合勲さま)


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