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A Japanese heart and mind to the world over

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@Christy

NO.422
平成19年12月30日
December 30,2007

● 真民さんのメッセージ

念ずれば
花ひらく
苦しいとき
母がいつも口にしていた
 Pray, and any flower of yours will come out
 When in a painful position,
 Mother always said this saying to herself.


昼の月を見ると
母を思う
こちらが忘れていても
ちゃんと見守っていて下さる
 When I look up to the moon in daylight
 I'm reminded of Mother.
 Even when I forget about her
 she always watches over me.



念ずれば花ひらく

 念ずれば
 花ひらく

苦しいとき
母がいつも口にしていた
このことばを
わたしもいつのころからか
となえるようになった
そうしてそのたび
わたしの花がふしぎと
ひとつひとつ
ひらいていった


Pray, and Any Flower of Yours Will Come Out

When in a painful position,
 Mother always said this saying to herself.
I also began to chant the words one day
 without being conscious of it.
Every time I recited them since then,
 I felt, to my wonder,
 a flower of mine coming out, one after another.



昼の月

昼の月を見ると
母を思う
こちらが忘れていても
ちゃんと見守っていて下さる
母を思う
かすかであるがゆえに
かえって心にしみる
昼の月よ


The Moon in Daylight

When I look up to the moon in daylight
 I'm reminded of Mother.
Even when I forget about her
 she always watches over me.
I remember her.
Just because her figure is faint
 it permeates me in my heart all the more.
Ah, the moon in daylight!


● 相田みつをさんのメッセージ

なまけると
こころが
むなしい
一所懸命に
なると自分
の非力が
よくわかる

When slackening your effort,
you’ll find yourself empty-minded;
when trying as hard as you can,
you’ll better find less talented.


かんのんさまが
みている
ほとけさまが
みている
みんなみている
ちゃんとみている

The Goddess of Mercy watches what you do;
Buddha does the same;
the world does the same, too.
they all keep a fair watch on you.


● 大山真弘和尚様の「幸福ニュース」からです:

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幸福ニュース(しあわせニュース) 第218号  2004年1月1日
幸せへのヒント満載のEmail magazineです。友達にも教えて皆幸福になろう
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コンサルティング・テンプル 蓮華院誕生寺
   http://www.uproad.ne.jp/rengein/
      rengein@uproad.ne.jp  
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           【 幸福さんクラブ 】

 入会すれば誰でも幸福になることができるクラブがあります。
このクラブには、会長や役員、または決まった部室などが
あるわけではありません。
入会資格は、
自分が幸福になりたいと願う人、というだけ。
もちろん、入会金も会費も必要ないのです。

 このクラブの一つは、「感謝クラブ」という名前で、
会員は、毎日、心からの「ありがとう」を、
一人の人に言うだけでいいのです。
面と向かって言うのが気恥ずかしいのなら、
心のなかで「ありがとう」を言っても構いません。
たとえ、小さなことでも、目立った行為ではなくても、
あなたがそう思ったならば、
感謝しましょうというものです。

 二つ目は、「賞賛クラブ」というものです。
これは、毎日、一人の人を誉めるというものです。
その人が完璧でないとしても、また、嫌いでも、
ただ相手の人柄や行動のなかにある良いところを
積極的に探し出し、褒め称えて
あげるように心がけていればいいのです。

 そして、最後の「善行クラブ」は、
もうおわかりですね、
出来る範囲でいいから、
毎日一つの小さな善行をしましょうというものです。

 とても簡単ですね。
どなたでもできるのではないでしょうか。
幸せの入り口は意外と、
足元にころがっており、
私達が気付くか気付かないか、
実行するかしないかだけの違い
ではないでしょうか。

 今年も「幸福さんクラブ」三昧の生活を送る人には、
きっと仏様からの素敵なプレゼントがあることでしょう。

 それでは、2004年が皆様にとって
良い年であることを心からお祈り申し上げ、
元旦の挨拶とさせて頂きます。合掌

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*皆様のご意見、ご感想、ご投稿を
        rengein@uproad.ne.jp
            へどうぞお寄せください。お待ちしております。
*ホームページはこちらです。
       http://www.uproad.ne.jp/rengein/

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            【坂村真民詩集】

           《 手をあわせる 》
           手を合わすれば
           憎む心もとけてゆき
           離れた心も結ばれる
           まるいおむすび
           まるいもち
           両手合わせて作ったものは
           人の心をまるくする
           両手合わせて拝んでゆこう

           手を合わすれば
           重い心も軽くなり
           濁った心も澄んでくる
           生かされ生きて花薫る
           楽しい世界にしてゆこう
           二度とこないこの人生を

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             【仏語集】

世に無財の七施とよばれるものがある。
財なき者にもなし得る七種の布施行のことである。

一には身施、
肉体による奉仕であり、
その最高なるものが捨身行である。

二には心施、
他人や他の存在に対する思いやりの心である。

三には眼施、
やさしきまなざしであり、
そこに居るすべての人の心がなごやかになる。

四には和顔施、
柔和な笑顔を絶やさないことである。

五には言施、
思いやりのこもったあたたかい言葉をかけることである。

六には牀座施(しょうざせ)、
自分の席をゆずることである。

七には房舎施(ぼうしゃせ)、
わが家を一夜の宿に貸すことである。

以上の七施ならば、
だれにでも出来ることであり、
日常生活の中で行えることばかりなのである。
(雑宝蔵経)

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*「歩み入る人に安らぎを 去りゆく人に幸せを。」

いかなる時にも感謝、
まだまだですねー。
道は遠い。
しかし諦めることなく、
今年も
「内(上)求菩提 外(下)化衆生」
の心を胸に秘めて歩みたいと思います。

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*今号はいかがでしたでしょうか。 皆様のご意見、ご感想、ご投稿を
         rengein@uproad.ne.jp
 へどうぞお寄せください。お待ちしております。

*「投稿大歓迎!」 皆様の投稿は、できるだけ「幸福ニュース」に掲載し
 ようと思っております。読者と共にこのEメールマガジンを作り上げてい
 きたいと願っておりますので、御協力をよろしくお願い申し上げます。
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     コンサルティング・テンプル 蓮華院誕生寺
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● 英語母語話者の潜在意識と冠詞の使い分け方の感覚
                (その16、最終回)



ジェイ・ルービン教授:日本語における「ハ」と「ガ」についてのご考察


詳しくは下記の図書をごらんくださいますようお願いいたします:
Jay Rubin: Making Sense of Japanese
― What the Textbooks Don’t Tell You
日本語の秘訣 ―「日本語は決して“曖昧”ではない」
(東京−ニューヨーク−ロンドン:講談社インターナショナル、1998)


Wa and Ga

The Answers to Unmasked Questions 
こんな答がみつかってくると、「ハ」と「ガ」に関する
疑問点についてその仮面がはがれてきます。



(59) Now, don't go out
and exult over finding a ga-marked subject
in the opening sentence of a piece of modern fiction.
More than likely it's the subject
of a wa-marked subordinate clause like this:

Ueda Toyokichi ga sono furusato o deta no wa
ima yori oyoso nijunen bakari mae no koto de atta /
"It was some twenty years ago
that Ueda Toyokichi left his native village."

Or:
Tomimori ga sono onna o roji no yama no waki ni aru
ie ni tsurete kita no wa, hachigatsu mo
haitte kara no koto datta /
"It was already after the beginning of August
when Tomimori brought the woman
to the house by the ghetto bill."

さて,つぎのようなものが見つかったりしたので
努力の甲斐があったなどと
有頂天にならないで下さい:
「ガ」の標識のある主語が
なにかある一篇の現代小説の冒頭にあったような場合ですが。
これはおおくの場合,
こういうことなのです:
その「ガ」の標識のついた主語らしきもの は,
「ハ」の標識のある従属節の主語なのです。
こんなのがその例です:
「上田豊吉がそのふるさとを出たのは,
今よりおよそ二十年ばかり前のことであった」
"It was some twenty years ago
that Ueda Toyokichi left his native village."

もうひとつの例:
「富森がその女を露地の山の脇にある家に連れてきたのは,
八月も入ってからのことだった」
"It was already after the beginning of August
when Tomimori brought the woman to the house
by the ghetto hill."


(60) All of this business about narrators
is meant to illustrate that you do not have to learn
a lot of different functions for wa.
It is completely consistent in its double function,
differentiating the known topic
it marks from others and throwing the emphasis on ahead
in the sentence to what really matters.

以上語り手がやるべきことはなにかということについて
説明しましたが,
それのどれもこれもが象徴的にあきらかにしていることは,
「ハ」については
たくさんのいろいろな機能をいちいち覚える必要はない,
ということであります。
「ハ」はまったく矛盾なく二重の機能をはたすのです:
第一に「ハ」によって標識のついた既知の話題を
その他の話題から際立たせ,
第二にその強調されたものを
下流側の文のなかに投げかけて
ほんとうに重要な事柄に至るようにさせているのです。
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「過去16回にわたり述べてまいりました
英語冠詞に関する考察」についての
小さなまとめを下記させていただきます:


○ 英語母語話者の潜在意識と
   冠詞の使い分け方の感覚について(小さなまとめ): 


1.日本人英語学習者[A]にとって上流⇒下流の時間軸に沿って
英語を紡ぎ出すとき、冠詞の使いわけ方はとりわけ難しい。

冠詞は[A]には頭痛の種、英語母語話者[B]には当然すぎる、
対象である。
(これに対して、
「ハ」と「ガ」〉はBには頭痛の種、
Aには当然すぎる対象である。)

この分野はたぶん言語面での直感領域に属する。

「名詞に冠詞をつける」ではなくて
「冠詞に名詞をつける」というような考え方にたった
英語言語の直感領域の仕組みも
探求することが大切である。

言語は遡及的に機能しない。
英語を時間軸に沿って
動的にどのように組立ててゆけばよいのか
という観点からの仕組みを探ることも大切である。

 
2. 〈制限的関係詞節、前置詞句〉による情報を追加して
聞き手の同定を図る定表現化〉という感覚
と、
「形容詞の働きをする句や節が名詞につくと
その名詞にtheがつく」という伝統的な文法ルール
との比較:

後者は(ジーニアス英和辞典で後方照応)と
称されている説明の仕方である。
「英語を紡ぎ出す」作業は
情報を建増し的に右方向に
追加してゆくプロセスである。


3.定表現での対比感覚:
日本語では
対比を「意識した・意識しない」が
区別されることが少ない。
このことがが冠詞の使い分けを難しくする。


定表現の場合の対比感覚:
異質メンバーからなる集合体を意識
⇒「(B)や(C)の方ではなくて(A)の方という意識」

the rain in Spain:
「他のところとは違ってスペインに降るその雨というものは---」 

the Japanese economy:
that kind of economy developed by Japan
as opposed to that kind developed by other countries.
「中国経済」などと対比されて使われる場合が多数派である。


4. 一般には〈不定表現:新情報、定表現:旧情報〉である。
しかし、関係詞節などの情報追加同定による定表現は
聞き手には新情報であると解される:

The vaccines which were developed in Switzerland
between 1982 and 1985 are highly effective.
「対比を意識しない和文:
1982−85年のスイス開発ワクチンは効能大だ」

→「対比を意識した和文:
ワクチンのうちでも(他品ではなくて)
1982−85年のスイス開発品のほうは効能大だ」。

後者風の日本語訳を英語教育のなかでも
とりいれてゆくほうがよいのではないだろうか。


5. 不定表現での対比感覚:
他にも同類があって
それのうちの一例が(A)であるという意識:

a history of English Literature
には
other histories of English Literature
との対比が意識される。

a rain in Spain:
「雨の種類はさまざまであるが、
その中の一つとして、という一例を示す」 

a rainは「時間で仕切られた有界的な一現象」
である。

伝統文法における名詞5分類法を超えて
不定表現の対象となる名詞を
@単一体(個体、物体)
A出来事
(時間的な有境・有界意識、一出来事、一現象、一例、一続きのX)
B集団[同質成員の集合体](例 audience)

のように意識すれば不定表現の使い方が易しく
感じられるようになる。

(本稿内容は
日英言語文化研究会第二回年次大会
(6-10-2006, 明治大学,神田駿河台,東京)
における研究発表時の席上ハンドアウトに
基づいております)


● あとがき Postscript

 今をいつくしむ


 「今を大切に生きなさい」という教えに接しますと、新鮮な
感じがします。

 次のような美しい詩があります。坂村真民先生の詩です。

わたしは
今に生きる姿を
花に見る
花の命は短かくて
など歎かず
今に生きる
花の姿を
賛美する
ああ
咲くもよし
散るもよし
花は歎かず
今に生きる

 私はこれを英文にして、外国の人々にもこの美しい詩情を知
ってほしいと考えました。
  「嘆かず」とは、「何を嘆かず」ということなのでしょうか。
あとを見ますと、「今に生きる」とありますから「過去のこと
を悔やんだりこれからのことをくよくよと思い悩んだりしな
い」ということが「嘆かず」の意味の真意であると思われます。

  「今を懸命に生きなさい」という考え方は、「正法眼蔵随聞
記」にも記されています:
  「念々(ねんねん)止(とど)まらず、日々遷流(せんる)
して無常迅速なること、眼前の道理なり。知識経巻(きょうか
ん)の教へを待つべからず。只念々に明日(みょうにち)を期
(ご)することなく、当日当時(とうじつとうじ)ばかりを思
ふて、後日(ごじつ)は太(はなは)だ不定(ふじょう)なり。
知り難ければ、只今日ばかり存命(そんめい)のほど仏道に随
(したが)はんと思ふべきなり。(二の十七)」

  道元禅研究家の田里亦無(たざとやくむ)先生はご講話(平
成1年1月14日、原宿地産本社ビル8階ホ-ル)で、次のように話
されていました:
  『「自己をはこびて万法(ばんぽう)を修証するを迷とす」
「万法すすみて自己を修証するはさとりなり」非常に簡単です。
ああでもない、こうでもない、過去、未来について思い悩んで
いる間は悟りなんかはないということです。生きるっていうの
は、「いま」「ここ」以外はない。過去もなけらば未来もない、
「ここ」に生きるだけだ。ここを充実しろってのが道元の教え
なんです。』

  瀬戸内寂聴さんの年賀状には、頌春(しょうしゅん)の二文
字の次に、「一言芳談より」として、次の数行が記されていた、
ということです: (黒田杏子さんの「本音のコラム」東京新聞、
昭和63年1月19日から)
 『あいかまえて、今生は一夜のやどり、夢幻の世、とてもか
くてもありなんと、真実に思ふべきなり。後生を思ふ故実には、
生涯をかろくし、生きてあらんこと今日ばかり、ただいまばか
りと思ふべきなり。』

  「徒然草」にも次のような一節があります:
  92段 「何ぞただ今の一念において、直ちにする事の甚だ
難き」
  108段「ただ今の一念、むなしく過ぐる事を惜しむべし」

 “The Station”(by Robert J. Hastings)には次のような一
節があります:
 “Relish the moment”is a good motto, especially when coupled
with Psalm 118:24:“This is the day which the Lord hath made; we
will rejoice and be glad in it.” It isn't the burdens of today
that drive men mad.  It is the regrets over yesterday and the fear
of tomorrow.  Regret and fear are twin thieves who rob us of today.
 試訳してみました:
 「今この瞬間をいつくしめ、とは聖書詩篇118:24にあることば
である---主がつくられたのは今日という日である。この今日
という日に歓喜をしてゆけ。人を狂気に駆り立てるのは、今日
の重荷ではなくて、過ぎた日々への悔恨やこれからのことを思
い煩うことにあるのだ、悔やむことと心配する事とは、今日と
いう日を奪いとる双子の盗人だ」

 聖書の“Matthew 6:34”(マタイ伝 6:34)にある次の一節は、
とりわけ、有名であると思います:
  Therefore do not be anxious about tomorrow, for tomorrow will
be anxious for itself.  Let the day's own trouble be sufficient
for the day.
  「だから、明日のことは思い煩うな。明日自身が思いわずら
うであろう。一日の苦労は、その一日だけで十分である。」

  「今を生きるべし」です。まことに「生きてあらんこと今日
ばかり只今ばかりと思うべし」というわけです。これは東西の
両世界に共通の知恵のように思われます。“The only time you
have is now, now, now.”です。「一念一念の積み重ねが一生」
になるということのようです。「今を永遠のなかの一瞬として
とらえよ」ということのようです。

  仏教詩人の相田みつをさんの詩にも、
『生きているうち
  はたらけるうち
  日のくれぬうち』
  という詩があります。
これも、「今という時を大切にしょう」ということのように思わ
れます。

  出口日出麿さんは「生きがいの創造」(講談社、昭和59年12
月第2刷)というご著書のなかで、次のように述べておられま
す:
  『その瞬間瞬間にベストだと信じることに自分を捧げつく
すことよりほかに幸福はない』(221頁)
 『過去も未来も考えるなというのではないが、現在を忘れ、
なおざりにしていては、まるで夢遊病者のような生活になって
しまう。いたずらに過去を追い、未来にあこがれて、心身を一
点に集中した生活をしていない人がじつに多い。あくまで現在
を見つめ、自己を見きわめた、しっかりしたその日、その時で
なくてはならない。』

 坂村真民先生の詩には、「今の大切さ」を詠ったものとして、
次のようなものもあります:

  大切なのは
  かってでもなく
  これからでもない
  一呼吸一呼吸の
  今である

  これを英文感覚に転換してみると、次のような感じになりそ
うです:

  What you have to cherish in mind
    is neither the past which is already gone,
    nor the future which is not yet here.
  The only time you have to cherishes now
    − every moment you breathe in and breathe out is now.

  坂村真民先生の詩には、もうひとつ、次のようなものもあり
ます:

  こんにち
 ただいま
 これは
  一遍上人の生き方
 そして
 わたしの生き方

  英文感覚に転換してみると次のような感じです:

  Live fully in the present.
 Now is all we have.
 This is the way
  Saint Ippen lived in the past,
 and the way
  I live in the present.

 映画監督の新藤兼人さんが平成6年8月、東京キリスト教青年
会で講演されました。演題は「私の仕事」でした。新藤兼人さ
んは八十二歳です。八十六歳の杉村春子さんが主演されている
「午後の遺言状」という映画撮影のお話です。その中で次のよ
うに言われています。
 「仕事というものはプロセスなのですね。やる間が面白いと
いうことが非常に大事です」
  「杉村さんに、あなたいま何を考えていますか、というよ
うなことを聞いたら、杉村さんは即座に、私にはきのうはない
わ、明日もないわ、つまりきょうがあるだけ、というふうにお
っしゃるのです」「きのうと明日に続いたきょうなのだ、とい
う意味なのですが−−−」

  そこで、いよいよ、冒頭に述べました坂村真民先生の詩の英
文化です。次のような英文感覚にしてみました:

  A Flower Never Complains about Its Short Life

I always reflect
  how to live fully in the present
  by looking at what a flower tries to do.
The flower never complains
  about its short life.
It lives fully in the present.
I am struck with admiration
  to see what it strives to do now.
Oh, it comes out in all sincerity,
  and goes out in the same manner.
It never worries about the future
 and never regrets the past.
It just lives fully in the present.

 これを、人類学を専攻された「アメリカ人の先生」に見てい
ただきました。じっと読みすすまれています。そして
“Beautiful!”と静かにささやくように言葉を漏らされました。

  まことに「瞬間において全力であれ」であります。“In the
moment of full”であります。

  曽野綾子さんの『失敗という人生はない』(海竜社、昭和63
年4月)には、次のような一節がありました:
 「人間は長い歴史の中で、たまたま自分が生まれ合わせた時
代のたまたまそこに居合わせた場所で、最善を尽くして生きて
いればいいだけなのである。それ以上、小さな一人の人間に何
ができるだろう。」
  これを読んで少し気が楽になりました。「今を懸命に生きな
さいよ」という先人先逹のご叱声・お励ましから
少し開放され、気分が少々ほぐれる感じでした。
●写真:礼文島の八重桜6月と菊11月 只野いく子様から頂戴しました。


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