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● 金子みすゞさん の詩情と英訳 (英文校閲:Frances
Ford)
112.山の子はまの子
町を見て来た山の子よ、 町には何がありました。
日ぐれのつじの人ごみに、 ふまれもせずにぽっちリと、 森の一けん屋の灯のように、 ぐみがこぼれておりました。
町を見て来たはまの子よ、 町には何があリました。
電車どおリの水たまり、 底のきれいな青空に、 さみしい昼の星のよに、 うろこがうかんでおりました。
(添削) A
(Mountain-village) [⇒Mountain Village] Boy and
a (Fishing-village) [⇒Fishing Village] Boy
Hello, boy! You are
a mountain village boy, aren't you? I hear you've recently visited the town
to look around; What have you seen there?
I saw a silverberry dropped
behind (on削除) a crowded place at dusk; It was alone there without any sign
of footsteps (on削除), like a light at a solitary cottage in the
woods.
Hello, boy! You are a fishing village boy, aren't you? I hear
you've recently visited the town to look around; What have you seen
there?
I saw a scale afloat on a piddle (in) [⇒on] an avenue with a
tramway; It was like a lonely daytime star glimmering against the
beautiful sky that was reflected in the bottom of the
puddle.
(できあがり) A Mountain Village Boy and a Fishing Village
Boy
Hello, boy! You are a mountain village boy, aren't you? I hear
you've recently visited the town to look around; What have you seen
there?
I saw a silverberry dropped behind a crowded place at
dusk; It was alone there without any sign of footsteps, like a light at a
solitary cottage in the woods.
Hello, boy! You are a fishing village boy,
aren't you? I hear you've recently visited the town to look around; What
have you seen there?
I saw a scale afloat on a piddle on an avenue
with a tramway; It was like a lonely daytime star glimmering against the
beautiful sky that was reflected in the bottom of the
puddle.
113.弁天島
「あまりかわいい島だから ここにはおしい島だから、 もらってゆくよ、つなつけて。」
北のお国のふなのりが、 ある日、わらっていいました。
うそだ、うそだと思っても、 夜が暗うて、気になって、
朝はおむねもどきどきと、 かけてはまべへゆきました。
弁天島は波のうえ、 金のひかりにつつまれて、 もとの緑でありました。
(添削) Bentenjima
Island
"The island over there is too pretty to leave (it here削除)
as it is[,挿入] I will carry it away with a rope."
A fisherman from a
northern land said(,削除) with a smile, one day.
I thought he was just
kidding me; but still I was worried about what would happen in the dark
(at) [⇒of] night; (In the) [⇒The] next morning I went to the beach at a
run with my heart in my mouth.
I saw the island called
Bentenjima standing high over the wave, covered with golden
sunbeams, and left green as usual.
(できあがり) Bentenjima
Island
"The island over there is too pretty to leave as it is, I
will carry it away with a rope."
A fisherman from a northern land
said with a smile, one day.
I thought he was just kidding me; but
still I was worried about what would happen in the dark of night; The next
morning I went to the beach at a run with my heart in my mouth.
I saw
the island called Bentenjima standing high over the wave, covered with
golden sunbeams, and left green as usual.
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● 只管朗唱:詩歌の英語(3)
English Expressions in Songs and Poems
5. 無心の歌 ―
笑いの歌 Songs of Innocence, "Laughing Song " by William
Blake
横浜時事英語クラブの近藤雅子さんから:
「Blakeが好きなわけ:-----私が小学校6年になったとき(昭和22年)、 教科書がそれまでの新聞紙を折りたたんだような粗末なものにかわって、 きれいな色刷りのちゃんとした装丁の本になり、国語の教科書も内容が がらりと変わって、それまでのむずかしい漢字や古くさい文章が姿を消 して、美しいお話ややさしい詩でいっぱいの楽しい読み物になったんで す。そしてそこになんとBlakeの「笑いの歌」というのが載っており、も ちろんその時はBlakeという詩人の名は知らなくて、ただ「みどりの野原 で子供たちが楽しく遊んでいて、木蔭のテーブルにはサクランボとクル ミがあって、メアリとスーザンとエミリとがかわいい口をあけてハ、ハ、 ヒと笑う」というような楽しい情景が気に入って心に残っていたのでし たが、大学生になってBlakeの
"Songs of Innocence"を読んで、同じ歌 (Songs of
Innocence)が出ていたのでほんとにびっくりしたのでした。そ れにしても、終戦直後、小学生の国語の本にBlakeを載せるなんて、当時 の文部省はかなり粋だったとは思いません?-----」(引用終わり)
Songs
of Innocence, "Laughing Song " by William Blake (1757-1827)
When the
green woods laugh with the voice of joy, 「みどりの森が 笑い声 喜びあふれて ハッハッヒッ」 And
the dimpling stream runs laughing
by; 「エクボをつくって さざなみ(漣)が 笑い流れて ハッハッヒッ、」 When the air does laugh with our
merry wit, 「わたるそよ風 なごみつつ みんなのはしゃぎに ハッハッヒッ、」 And the green hill laughs
with the noise of it; 「みどりの丘が 笑い声 こだま返して ハッハッヒッ、」
when the meadows
laugh with lively green, 「みどりしたたる 牧の原 活き活きはつらつ ハッハッヒッ、」 And the
grasshopper laughs in the merry scene, 「跳び出すハタハタ つりこまれ 愉しい場面で ハッハッヒッ」 When
Mary and Susan and Emily 「メアリー・スーザン・エミリーの 笑いはちける ハッハッヒッ」 With their sweet
round mouths sing "Ha, ha he!" 「かわいい口元 丸くして 歌声かろく ハッハッヒッ、」
When the
painted birds laugh in the shade, 「羽うるわしい小鳥たち 木蔭でさえずる ハッハッヒッ、」 Where our
table with cherries and nuts is
spread: 「みんなの木蔭の 食卓に ひろげる ナッツやサクランボ」 Come live, and be merry, and join
with me, 「さあゆきますよ いきいきと 愉しくみんな 集って」 To sing the sweet chorus of "Ha, ha,
he!" 「歌うコーラス 声合わせ きれいに優しく ハッハッヒッ」 (和訳:坂井孝彦)
土居光知 訳:
みどりの森 喜びの声あげて笑い えくぼする水 えみひろがって流れ 風 われらの たわむれごとを笑い みどりの岡 やまびこをかえすとき
きりぎりす 楽しいけしきのなかで うたい 牧場はしたたるような みどりのえまい メアリとスザンとエミリ かわいい まるい口で うたう ハッ ハッ ヒィ
羽美(はねうるわ)しい いろ鳥は 木の間で笑い 木蔭の 食卓にはさくらんぼやくるみ さあ おいで みんな いっしょに 楽しい合唱をしよう ハッ ハッ ヒィ
(William Blake. 土居光知訳 『ブレイク詩集』平凡社.
2001.pp20-21.)
わらいの歌
みどりの森が、喜びの声でわらい、 波だつ小川が、わらいながら走っていく。 空気までが、わたしたちのゆかいなじょうだんでわらい、 みどりの丘が、その声でわらいだす。
牧場が生き生きしたみどりでわらい、 きりぎりすが、楽しい景色の中でわらう。 メアリとスーザンとエミリとが、 かわいい口をまるくして、ハ・ハ・ヒとわらう。
わたしたちが、さくらんぼと、くるみのごちそうをならべると、 その木のかげで、きれいな鳥がわらっている。 さあ、元気でゆかいに、手をつなぎましょう。 うれしいハ・ハ・ヒを、合唱しましょう。 (昭和22年 文部省の小学校六年 国語教科書(上)から)
(国立教育政策研究所図書館(目黒)には、江戸時代の往来物から戦前戦 後の教科書までが、所蔵されているそうである。近藤さんは、念のために、
この図書館で、上記の訳文を確認されてきてくださり、その訳文をお送りく
ださった。)
6. To See a World in a Grain of
Sand
(1) ブレイク (イギリス) のこころ
To see a world in a grain of
sand, And a heaven in a wild flower, Hold infinity in the palm of your
hand, And eternity in an hour. (William Blake(1757-1827).
Auguries of
Innocence)
一粒の砂に世界の諸相を観てとり 一輪の野の花に宇宙生命万象を観じ、 手の掌に連綿果てしなき鎖を握りしめ、 瞬きのうちに永遠(とわ)の流相を把えよ (和訳:坂井孝彦)
一粒砂内観世界 野草花中睹天国 掌大裡持無遍際 點鐘間提永劫時
(漢訳:鈴木豹軒)
(2) 金子みすゞ (日本)
のこころ
はちと神さま
はちはお花のなかに、 お花はお庭のなかに、 お庭は土べいのなかに、 土べいは町のなかに、 町は日本のなかに、 日本は世界のなかに、 世界は神さまのなかに。 そうして、そうして、神さまは、 小ちゃなはちのなかに。
(金子みすゞ)
はちと神さま Bees and God
はちはお花のなかに、 Bees are in the
flowers; お花はお庭のなかに、 The flowers are in the garden; お庭は土べいのなかに、
The garden is inside the clay fence; 土べいは町のなかに、 The clay fence is in the
town; 町は日本のなかに、 The town is in Japan; 日本は世界のなかに、 Japan is in the
world; 世界は神さまのなかに。 The world is in the hands of
God; そうして、そうして、神さまは、 And then, God is, in
turn, 小ちゃなはちのなかに。 in the tiny bees.
Bees and God
Bees are in the flowers; The flowers are in the garden; The garden is
inside the clay fence; The clay fence is in the town; The town is in
Japan; Japan is in the world; The world is in the hands of God;
And then, God is, in turn, in the tiny
bees. (英訳:坂井孝彦、 英文監修:Frances Ford)
(3) 般若心経 (インド・中国・日本)
のこころ
色不異空(しき-ふ-い-くう) すべての現象は宇宙生命の現われに他なりません。 空不異色(くう-ふ-い-しき) 宇宙生命はもろもろの現象となって具現されております。 (現代語訳:寺田一清先生) All
of the beings in the universe are none other than bodily forms created by
Heaven. All of the bodily forms created by Heaven are none other than
all of the beings in the universe. (英訳:坂井孝彦)
(4)
ケネディ (アメリカ) のこころ
With a good conscience our only sure reward, with
history the final judge of deeds, let us go forth to lead the land we
love, asking His blessing and His help, but knowing that here one earth
God's work must truly be our
own.(ケネディ就任演説の結びの言葉)
道義のこころこそが確かに戴けるただひとつだけの(ご)褒美である と考えて、さらにまた、歴史こそがこれからの諸施策に対する最終的な 審判者になってくれるのだと考えて、祖国愛にもえて前進していこう。 どうぞ、天の創造主よ、私たちを祝福くださり、私たちにご加護を賜り ますように。ただし、我らは承知しています:この地上では天の創造主 の御こころを具現化させていくのは間違いなく私たちであり、私たちの 双肩にかかっているのです。
(和訳:坂井孝彦)
まとめ: あるべき姿の実現に向けて
In
God we trust (米国の貨幣に刻まれている標語)「我々は神を信ずる」
→「我々は創造主が必ずや存在すると思う」 →「宇宙の森羅万象の存在は天が創造したものである」 →「すべての現象や存在は宇宙生命の現われに他ならない」 →「色」はすなわち「空」である。 →「色不異空(しき-ふ-い-くう)」 →
All of the beings in the universe are none other than bodily forms created by
Heaven. → ・"God's work"
「神の御業」(ケネディ) → ・「帝則」(良寛) → ・「道(Tao)」(老子) → ・「空」(般若心経) ・「宇宙生命、宇宙意志、大愛」 (寺田一清先生) → ・「おかげさん」(相田みつを) → ・To
see a world in a grain of sand, / And a heaven in a wild flower, …… (William
Blake) (一粒砂内観世界 / 野草花中 睹天国) → ・そうして、そうして、神さまは、/ 小ちゃなはちのなかに。 (金子みすゞ)
(And then, God is, in turn, / in the tiny bees.)
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● あとがき Postscript
詩文の英訳/翻訳の道に小原靖夫様、常深信彦様、 (故)坂村真民先生はじめおおくのおかたから お導きいただいて、それ以来、 10数年の月日が経過しております。 修養団伊勢道場の澤好成様のインタビュウー記事を 修養団の月刊誌『向上』に掲載いただいてからも早や 幾年月が経過しました。いま読み返しますと ずいぶんと「いさましい?こと」を 恥ずかしげもなく口にしたものだなあ、 と反省しきりです。とりとめのない内容を インタビュー記事としてまとめてくだされました澤様に あらためまして御礼申し上げます:
〇 世界に日本のハートを発信する 坂井孝彦
日本人の価値観や文化の構造を、世界の人々に理解してもらおうと、惰熱を傾けておられ る坂井さん(企業グループのテクニカル・カレッジの教授)に、地球市民としてのメッセー ジをお聞きした。
【先生が、日本人の心や、心の惰景を一火訳されるようになったきっかけは何だったので したか】 高邁(こうまい)な哲学を持っているというわけではなくて、たまたまこういう結果に なっているということです。
同僚の常深教授が、「念ずれば花ひらく」の坂村真民先生の詩を横文字にしてみませんか」 と言ってくれましてね。これを、ぱるす出版さんが英文対訳『Birds
must fly
(鳥は飛ばね ばならぬ)』として出版してくださった。そのへんから始まったんです。 そもそも、私の勤めるテクニカル・カレッジの学生が修養団の伊勢道場で講習を受けた ときに、中山靖雄先生からお聞かせいただいた感動深いお話は、学生はもちろん、私の胸 にもしっかり残りました。
私は、「徳」を,「まず人間ありき」ということから何とが表現できないか、と模索して いました。若い人がどんどん外国へ出るようになりましたから、英語で伝えてゆければ、 もっと面白いだろうと思うのです。
ただ、それらの言葉がどういう気持から出たのかを知らないと、言葉と気持が一体にな りません。
【日本人の感性と英語の結び付き、これは難しいでしょうね】 英語はいかに論理的に説明していくか、というところにこだわりがあります。文体もそ うなっています。一方、日本語はあいまいさを残したままのところがある。日本国内での コミュニケーションはそれでもいいとしても、国際的には通じない。
うれしい、悲しい、寂しいといった喜怒哀楽を伝えることは、わりとできる。しかし、日 本が持っている文化のさまざまなニュアンスや色合いを伝えるとなると、日本語をそのま ま英語の単語に置き換えても理解されない。たとえぱ、「米のとぎ汁」なんて言葉を伝える のは容易じゃない。それでも横文字にして、説明を加えて分かってもらう。日本人がグロ ーバルに生きていくための宿命なんでしょうね。「ああ、日本人はそうなのか」と分かって いただかないと、無用な摩擦、誤解が生じます。
こんなことがありました。外国の方を茨城の工場のほうへ列車に乗ってご案内したとき です。初めはたわいない話で始まり、そのうちに外の景色に目が行き、鯉織(こいのぼり) を見て「あれは何だ」ときた。なぜ鯉が空を泳いでいるのか、ということになるんですね。 日本人が普通に生活していると疑問に思わないし、理路整然と脱明しろと言われても、説 明できません。
しかし、せっかく質問してくださったんだから、あれはこういうことのため.にやってい るんだ、これが日本の,文化なんだ、と言えるようになりたいですよね。 鯉は、アメリカでは汚い魚であまり珍重されていないけれども、日本では鯉の滝のぼり という言葉があるように、勇壮な魚としてとらえられていて、男の子も鯉のように元気に なってほしい、という願.望を込めていると説明いたしますと、どの国でも子どもが健やか に育ってほしいという気持がありますから、分かっていただける。 冬になりますと、よく木に「こも」を巻きますよね。,「あれは何をしているんだ」と聞 かれます。われわれは、ああして木を慈しむんです。害虫予防とかいろいろあるでしょう けれども、木も寒かろうと。そうすると『ああ、そうか.日本人は力インド・ハートなんだ な』と認めてもらえる。
すると、どうでしょう。実際、ビジネスに入っても和やかになる。人問同士がっちり握 手できるんですね。もちろん技術的には対等、あるいは対等以上にならなくてはいけない んだけれども、その前に人問同士の結び付きも大事だ,ということですね。
学生にこのへんを強調しているんです。欧米のことをたくさん勉強しているけれども、 これからは入れるばかりでなくて、われわれのことをもっと外国へ伝えよう、出せるよう になっていこうと、話しています。
これからは、いろいろな国の人が入って来て、私たちか当たり前と思っていることでも 理路整然と話さないといけないし、ハートもなければならない。日本はハードもソフトも 立派になった。あとは、それらを何とかハートで包み込めないか、と考えています。
【{若い人たちは順応性がありますから、心配しなくてもいいかもしれませんね} 「今の若い者は」と言いがちですけどね。若い人はバソコンはすぐ覚えるし、音楽や語学 の感性も素晴らしい。だから、これからは大変だ、ということはないと思いますよ。適応 力は十分あると思います。何でもそうですが、土台がしっかりしていれば、あとは自分で 勉強できますし、応用できます。
それにしても、これからの人は日本の中で一生涯過ごすという人は少なくなると思いま すね。どんどん海外へ出て行くことになる。その時に、日本のことを聞かれたら曲がりな りにも説明できるようになりたいですね。
【先生の提唱されている同時通訳風の英語理解は、そのことをより容易にさせてくれるよ うに思いますが】 英語を、読むための英語から、文化発信のための英語にしていくためにはどうすればよ いか、この間いかけから分かってきたことですが。
たとえば、I
go there to see him.
の例で説明しますと、不定詞の副詞的用法で理解しま すと、「……するために」となるんですが、「私はどこどこへ行って、だれだれさんに会い ます」と、こうやればいいわけです.英文は、キイワードの後に、句や節などによる新惰報 が次々に追加されてできているのだということに気づくことが大事だと思っています。
【最後にハートシェアリングのお考えをぜひ伺っておきたいのですが】 これからも「日本は特殊で、神秘的な国で、ちょっと違うんだ」と言い続けていけば、 日本人は世界の孤児になってしまいます。日本の心をもっと理解してもらうためには、日 本のほうからの発信が今まで以上に大切です。世界の人びとに、日本人の気持をシェア(共 感)していただくことが、今まで以上に大切な時代になってきています。
これからは、いよいよ世界に向けて発信していくことに汗をかき、エネルギーを使って いく時代ですね。
【グローパルな地球市民になっていくための数々の課題を与えていただいた気がいたしま す。どうもあリがとうございました】(澤)
(出所:「世界に日本のハートを発信する」 『向上(愛と自然の人生誌)7月号、1995、通算no.1001』 発行所:財団法人 修養団、p74-p77)
※ 月刊誌のうちで 通算1000号を超えるもの、 あるいは 2007年の時点でみますと 1100号を超えるものは、 おそらくこの『向上』だけでは ないでしょうか。 実にびっくりするほどの 長寿命の月刊誌です。
● あとがきの2
AFNスポット・アナウンスメントから
つぎのようなこころ優しいメッセージも。 こんな和風な感じのものは AFNスポット・アナウンスメントのなかでは 珍しいような気がいたします。
One
of he greatest pleasures I can think of is taking a walk in the warm spring
rain. 「最高の楽しみのひとつで、思いつけるものは、 穏やかな春雨のなかを散歩することです」
The delicate sound
of water spattering on new leaves, the light rustling of tress...the air
takes on a freshness, and the earth smells new
again. 「雨音がかすかに聞こえます―新緑のはっぱで跳ね返って います。木漏れ日がさわさわと流れおちます。大気は 新鮮さを取り戻しました。大地はまた新たな香りを発し はじめました」
It's
a miracle, really. A miracle that wouldn't be possible without water―one of
our most precious
resources. 「これはまさに奇跡です。こんな奇跡はありえないことです、 水がなかったら。」
So take a moment
to appreciate what water gives
us. 「ですからちょっとでも時間をとって水の恵みに感謝を ささげましょう」
Conserve water, at work and
at home. 「水を大切に使いましょう、職場でも家庭でも」
It's a responsibility that all of us
should
share. 「これはだれもが背負うべき務めなのです」 (和訳:さかいたかひこ)
● あとがきの3
豪州で見かけた英語:
City Extra という名称のタブロイド版の新聞を みつけました、とあるレストランで。 副題をみましたら 24 HOUR
RESTAURANTS。 あれ、このレストランの名称が City Extra
なんですね。 この新聞、4頁。 1頁と4頁は記事と宣伝・広告。 見開きの2頁と3頁がメニューとなっています。 EXCITING
MENU INSIDE See inside Pages 2 and 3 このレストランの位置は: Circular Quay;
Sydney, Just where the Manly Ferry comes in です。 Always Open
All Australian Owned Always Good News All Food Cooked Fresh
Daily In The City Extra
Kitchens のようにAのalliteration. 広告文: ANYTIME IS PARTYTIME AT City
Extra Group packages to suit any celebration FROM Morning
teas at $6.00 TO 2 course lunch or dinner from
$23.00...
● あとがきの4
知を誇り理に働けばかどがたつ、 のでしょうね。
互いに知を誇り理にはたらき 自説の開陳に 執着すればするほど 議論は空転白熱化するばかりで、 場の雰囲気はなんとも 荒々しくとげとげしくなり 時間を空費するばかり、 となるのでしょうね。
こんなとき、昔のひとは ことわざに「出馬を促されて」、 これを一服の清涼剤、鎮静剤と されてこられたのかもしれません:
・an
ounce of common sense is worth a pound of theory ―A practical common-sense
approach is often far more effective than abstract
theorizing.
Proverb expressing similar meaning: NEVER LET YOUR
EDUCATION INTERFERE WITH YOUR INTELLIGENCE. ―There are times when you must
trust your intuition or native wit rather than what you have been
taught or what you have read.
・think all you speak, but speak not
all you think ―Do not say anything that you do not believe, but never say
everything that is in your mind: I'm not asking you to lie, I'm just
suggesting that it would be not to be tactful to tell the
whole
truth.
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