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● 只管朗唱
詩歌の英語(4)
English Expressions in Songs and
Poems
7. Auld Lang Syne (はるかな昔) (=蛍の光) (作詞者はRobert Burns
[スコットランドの詩人]。 自分のAuld Lang Syne という詩に採集された民謡をつけたとい う)
Should auld
acquaintance be forgot, And never brought to mind? Should auld
acquaintance be forgot And days of auld lang syne?
For auld
lang syne, my dear, For auld lang syne, We'll tak' a cup
o'kindness yet[now], For auld lang syne.
Should auld
acquaintance be forgot, And never brought to mind? Should auld
acquaintance be forgot And days of auld lang syne?
For auld
lang syne, my dear, For auld lang syne, We'll tak' a cup
o'kindness yet, For auld lang
syne.
(語句)
・auld = old ・forgot =
forgotten ・bring to mind = 思い出させる ・auld lang syne = (スコットランド方言) old
long ago[since] = former days ・tak' a cup o' kindness = take a cup of
kindness = take a loving cup = 「友情の杯を手にとる」
(和訳) Should auld
acquaintance be forgot, 「どうして忘れられようか、昔のなつかしい友が」
And never brought
to mind? 「どうして思い出さずにいられようか」
Should auld acquaintance be
forgot 「どうして忘れられようか、昔のなつかしい友が」
And days of auld lang
syne? 「(どうして忘れられようか)なつかしいずっと昔の日々が」
For auld lang syne, my
dear, 「なつかしい昔の(日々)のために、わが友よ」
For auld land syne,
「なつかしい昔の(日々)のために」
We'll tak' a cup o'kindness yet[now],
「(私どもは)友情の杯を さあ 手にとろう」
For auld lang syne.
「なつかしい昔の日々のために」
Should auld acquaintance be
forgot, 「どうして忘れられようか、昔のなつかしい友が」
And never brought to
mind? 「どうして思い出さずにいられようか」
Should auld acquaintance be
forgot 「どうして忘れられようか、昔のなつかしい友が」
And days of auld lang
syne? 「なつかしいずっと昔の日々が」
For auld lang syne, my
dear, 「なつかしい昔の(日々)のために、わが友よ」 For auld lang syne,
「なつかしい昔の(日々)のために」
We'll tak' a cup o'kindness
yet[now], 「(私どもは)友情の杯を さあ 手にとろう」
For auld lang
syne. 「なつかしい昔の日々のために」 (和訳:坂井孝彦)
Robert Burnsを講義された玉川先生(東京女子大学)は「この歌は旧友が再開したときの歌である」と。
We'll tak' a cup o'kindness nowのところは、「自分の分は自分で払う」というスコットランド気質の
表れである、とも言われたように思う、と、近藤雅子さんからご教示いただいた。
蛍の光
1.ほたるのひかり、
まどのゆき。 書(ふみ)よむつき日、 かさねつつ。 いつしか年も、 すぎのとを、 あけてぞ けさは、
わかれゆく。
2.とまるもゆくも、 かぎりとて、 かたみにおもう、 ちよろずの、 こころのはしを、
ひとことに、 さきくとばかり、
うたうなり。
3.つくしのきわみ、 みちのおく、 うみやま とおく、へだつとも、 そのまごころは、へだてなく、 ひとつにつくせ、くにのため。
4.千島のおくも、おきなわも、 やしまのうちの、まもりなり。 いたらんくにに、いさお しく。 つとめよ、わがせ、つつがなく。
この別れの歌は卒業式の歌として親しまれてきた。現在でもデパートや
本屋さんなどいろいろなお店で閉店時間にこの曲が流れる。
この曲にのってお客は出口に誘導されてゆく仕掛けになっている。
パチンコ店の閉店時間にもこの曲が流れていたことを思い出す。
バーンズの「蛍の光」は明治の日本にもたらされ、『小学唱歌集(初)
(明治14年11月)』に組み込まれている。元々の歌詞には、現在では
歌われない上記の3番4番の歌詞があり、「千島の奥も沖縄も」日本の
一部であることが記されている。(文献1,2)
この歌は日韓併合後の朝鮮半島における「国語教育」の一端として
半島の子供達にも教えらたそうである。
しかし、この曲には全く別の歌詞もつけられ「抗日愛国歌」として歌われた
という。
現在の韓国国歌はこの歌詞だけを残して新たなメロディをつけたものである
という(文献2)。
パチンコ店を経営されるかたには韓国出身の方も多いときく。
そういう方々は今、どのような想いでこの曲を聞いておられるのであろうか。
《参考文献》 (1)
堀内敬三・井上武士編『日本唱歌集』pp.16-17. 岩波書店. 1991. (2) 実村 文. 「蛍の光」考.
明大英文学会Newsletter第2号. 2001.6.22.
8.
矢と歌
空に はなちし わがそ矢は、 あわれ いずこに 落ちにけん。 ときいきおいに まなこすら、 その行く末を 見ざリけり。
空にとなえし わが歌は、 あわれ いずこに 落ちにけん。 いかに目ざとき 人とても、 声の行くえの 見えんやは。
遠くそののち かしの木に、 矢はまだおれで とどまりぬ。 歌のもと末 ふたたびも、 友の心に あらわれぬ。
(出所:昭和22年 文部省の小学校六年 国語教科書から。 近藤雅子さんのご好意による)
矢と歌 The Arrow
and the Song
空に はなちし わがそ矢は、 I shot an arrow into the
air,
あわれ いずこに 落ちにけん。 It fell to earth, I knew not
where;
ときいきおいに まなこすら、 For, so swiftly it flew, the
sight
その行く末を 見ざリけり。 Could not follow it in its
flight.
空にとなえし わが歌は、 I breathed a song into the
air, あわれ いずこに 落ちにけん。 It fell to earth I knew not
where;
いかに目ざとき 人とても、 For who has sight so keen and
strong,
声の行くえの 見えんやは。 That it can follow the flight of
song?
遠くそののち かしの木に、 Long, long afterward, in an
oak
矢はまだおれで とどまりぬ。 I found the arrow, still
unbroke;
歌のもと末 ふたたびも、 And the song, from beginning to
end,
友の心に あらわれぬ。 I found again in the heart of a
friend.
The Arrow and the Song
I shot an arrow into the
air, It fell to earth, I knew not where; For, so swiftly it flew, the
sight Could not follow it in its flight.
I breathed a song into the
air, It fell to earth I knew not where; For who has sight so keen and
strong, That it can follow the flight of song?
Long, long afterward,
in an oak I found the arrow, still unbroken; And the song, from beginning
to end, I found again in the heart of a friend. (H.W.
Longfellow)
弓と矢
大空に放ちたる矢は 地に落ちていずこにゆきし、 疾(と)く飛び去りて 眼もて追うをえざれば。
大空にうたえる歌は 地に落ちていずこへゆきし、 誰(た)がその調べ めざとくも追うをえん。
幾月日ながれ去り 見出(みいで)たり樫の木に もとのままなるかの一矢 始めより終わりまで 友の心にかの歌を。 (訳詞:秋山平吾)
秋山平吾先生がつけられた註:
1.
into the air = into the sky. 2. to earth = to the earth. 3. I knew not
where = somewhere I did not know. 4. the sight could not follow it in its
flight. = that the sight could not follow its flight. 5. breathed =
sang; whispered. 6. unbroken =unbroken. 7. the song, from beginning to
end, I found again in the heart of a friend = I found the song, from
beginning to end, again in the heart of
a friend.
《参考文献》 秋山平吾. 1981.『英詩の園』東京:千城.
p97-99. (秋山先生には横浜時事英語クラブにおいてご薫陶をいただき、
このご著書をご贈呈くださいました)
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